こんにちは、渡部好造です。
今日、日曜日ですがZygoma頬骨インプラント手術を行いました。日曜ということもあり見学のDrが4名、見学の外部スタッフ1名を迎えての手術でした。院内スタッフ8名、麻酔医2名で手術を担当しました。
患者様は70歳代の女性で、会津若松から80Km も離れたF市からこられました。
実は私は今日のこの症例を含めると、患者様のご主人又は息子様が歯科医師であるという患者様、または弟が歯科医師である患者様のインプラント治療を6症例行ったことになります。今日のこの患者様もご主人様と息子様が歯科医師であるので、私は大変緊張しながらのオペでした。
今、手術は無事終了しほっとしています。この術後の脱力感と開放感が張り詰めた心を開放してくれます。私は、この瞬間が大好きです。「自分の仕事が天職だ」と感じることが出来ます。
この患者様の来院経過ですが、お話を伺いますと、息子さんは優秀な歯科医師でいらして、あちこちのたくさんの有名な先生のインプラント講習会や研修会を受診されていたそうです。そして、講習会後に、講師の先生方に、ご自身のお母様のインプラント治療の可能性を問い合わせ、是非インプラント治療をしてあげたいと思いを述べると決まって「あまりにも骨がないので、インプラントは無理だ」といわれ続けたそうです。
当初、私もこの先生から相談されたときに、同じように難しい、超困難な症例と思いました。しかし、話を伺っているうちに、この先生の親を思うひたむきな心に私は胸を打たれました。そこで、まず症例の分析をしてみようと考え前述のNobelGide分析、CT分析、そして模型分析などを行い、
1、Zygomaインプラント2本+ワイドインプラント3本(いずれも7mm程度)
2、Zygomaインプラント4本(ダブルザイゴマ)+ワイド1本{この第2案は世界の論文に1症例だけ報告されたのを私は以前に読みましたが本当に超・超難度の高い手術です}
の2つの計画を立て、詳細に埋入計画を立てました。そして、実際の手術結果は、第1案で終了することが出来ました。手術時間3時間20分を要しました。
この優秀な歯科医師の先生は、昨年2005年 アメリカ・ラスベガスで行われたNobel
Biocare主催のインプラント40周年の記念学会に、当会の佐々木技工主任と一緒に参加していました。そこで、Zygoma implant手術のフラップレス手術の衛星中継を見てきたそうですが、今日、私の手術の第一助手として鉤もちをしながら、術中に何回も自分に言い聞かせるように「Zygoma Implant opeのFlaplessは非常に危険ですね。してはいけないですよね。」と言っていたのが印象的でした。実際のZygomaインプラントを見て、実感しての発言だったのでしょう。
今日の症例で、私どものZygoma Implant手術症例は25症例になりますが、いずれも順調な経過を示しています。
これも、職員一同が一丸となって行動してくれているからだと思っています。私は、仕事は厳しく指導しています。ことに手術ではその厳しさはひとしおです。しかし、いつも職員感謝しています。
それにしても、本当に今日も渡部会の職員のみんなありがとう。
今月は、今日のケースを含め3例のZygoma Implantの症例があり、ぴりぴりするけど、また頼むよ。
今日の手術室の風景です。


コメント (1)
今晩は。ブログ拝見させて頂きました。大変難しい手術でした様で、手術風景を拝見させていただき、私もその緊迫感やスケールの大きさに驚きました。手術も無事成功されたようで、患者さんも大変喜ばれていることでしょう。私の身近な人にも歯科業界に勤めている人がいます。彼女もきっと渡辺様同様の安心や、喜びを日々感じていることでしょう。
日々お疲れのことと存じます。どうかお体を大切になさってください。 またブログを楽しみに待っております。
駄文で申し訳ございません。失礼いたします。
ヾ( ̄◇ ̄)ノ))バイバイ
投稿者: watanabekai and mari | 2006年04月18日 01:29
日時: 2006年04月18日 01:29