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SAS(Skeletal Anchorage System)治療

SAS治療とは

SAS治療は、数あるインプラント矯正の種類の中でも、
最も歴史のあるものの一つです。

歯を支える骨にチタン製のミニプレートを埋入することで、それを固定源とし、歯を動かす方法です。
これを支えにすることで、今までには難しかった奥歯の後方への移動が可能となり、歯を抜かなくても大きなスペースを作ることができます。

通常の矯正治療においては、歯の移動は歯と歯の引っ張り合いや押し合いによって行います
例えば、奥歯を後方に移動させたい場合、奥歯と前歯の間にバネを入れて押し合いをすれば、奥歯は後方に移動します。しかし、反作用として前歯も前方に移動してしまうために、不都合が生じます。
このようなことが起きてしまうので、抜歯をせずに歯を動かすスペースを作るのが難しかったのです。

ところがSASは絶対的な固定源として働くので、他の部位に影響を与えずに奥歯だけを動かしたい量だけ動かすことが可能です。ヘッドギアなどの口の外に装着する装置を使えば歯を後方に動かすことは可能ですが、見た目のことも考えますと一日中使用することはまず不可能だと思いますし、煩わしさから長時間の着用が出来ず思ったように移動しないケースもあります。一方SASは口腔内の装置で着脱の必要も必要ありませんので、確実な歯の移動を行うことが可能です。

渡部会では、SAS治療において130症例以上の治療を行ってまいりました。SAS治療はプレート埋入と撤去の際に外科的な処置が必要となりますし、症例によってはSAS治療を行うことが出来ない場合もございますが、SAS治療は非常に大きな利点を持っており、患者様にも満足して頂ける治療だと考えております。

特徴

顎骨離断手術を回避できる範囲の拡大
歯を抜かずに治療可能な範囲の拡大(親知らずは除く)
治療期間の短縮

適応症

適応症には、主に次の4つがあります。

1. 下顎前突(反対咬合)

下の途中の歯を抜かずに、下の歯列を全体的に下げることで前歯の咬み合わせを改善する。

2. 開咬

奥歯を沈めることで、前歯の咬み合わせを改善する。

3. 上顎前突(出っ歯)

上の途中の歯を抜かずに、上の歯全体を下げることで前歯の咬み合わせを改善する。

4. 叢生(凸凹歯)

上の途中の歯を抜かずに、上の奥歯を下げることで前歯の凸凹を改善する。

当会のSAS治療実績

Year Cases Plates Ikki Lalala
2001 2 3 2  
2002 2 3 2  
2003 11 22 11  
2004 6 24 6  
2005 4 14 4  
2006 8 16 8  
2007 14 26 14  
2008 11 24 11  
2009 2 8 2  
2010 5 18 5  
2011 15 43 15  
2012 12 40 12  
2013 10 36 10  
2014 16 56 13 3
Total 133 333 130 3